今回は、2006年くらいに、僕が不動産投資として最初に取り組んだ案件の話です。
祖母の家が全然売れないので、方針を変えてみた話
会社の(投資とは縁が無い)先輩が、「金持ち父さん 貧乏父さん」を勧めてきた
そもそものきっかけは、2005年くらいに会社の先輩に、
「この前『金持ち父さん、貧乏父さん』て本を読んだんやけど、『あぁ、その通りやなー』って思わされることばっかりやったわ」
って話を聞いて、僕も一回読んでみようと思ったことです。
「金持ち父さん、貧乏父さん」のタイトルは、その時点である程度話題になってたんですが、どんな内容か詳しくは知りませんでした。もちろん、不動産投資なんて知るはずもなく、なんならその辺のアパートとかマンションとかの大家さんの存在も、全く意識するとこなく生きてたと思います。普通の人の中でも、割と何も考えずに生きてる方でした。
読んでみて、ちょっと衝撃を受けましたね。なんせ、
「お金ってのは作り出すもの」だの
「『それを買うお金はない』ではなく『どうすればそれが買えるか』を考えろ」だの、
「給料を求めるんじゃなく、自分のビジネスを作り出せ」だの、
それまで僕の人生には微塵も存在しなかった考えを叩き込まれたわけです。
その中でも特に興味を持ったのが、不動産投資についてでした。
ビジネスに関しては、ちょっとハードルを感じていたんですが、「不動産なら勤めながらできんじゃね?」って思いまして。(幸か不幸か、元々「できない理由」はあまり考えないタイプです)
本の中で紹介されていた「43000ドルで売りに出されていた家に27000ドルで買い付けを入れて、井戸水をポンプ取付で使いやすくして高利回り物件にする」というエピソードにいたく感動しました。「そうか、問題がある物件は安く買えて、それを自分で解決できれば儲かるんだな」と。
最初に取り組むにはちょーど良いのがあった
当時、一年ほど前に祖母が亡くなり、「残った家をどうするか問題」が発生していました。地元の福井県に一軒家が残されてまして、不動産屋さんに相談して、適正価格で売りに出していたつもりだったのですが、一年経っても何一つ動きがなかったんです。
「金持ち父さん、貧乏父さん」を読み終えたばかりの僕は思いました。「おお、ちょーどいい練習台があるじゃないか」と。
それでも実際に取り組むにはまだちょっと知識不足な気がしていたので、多分この後10冊前後は不動産関連の本を読んだと思います。
んで、そろそろ良いかなって思った段階で地元の賃貸不動産屋さんに連絡して、週末に物件を一緒に見に行きました。
初めてのリフォーム工事
「綺麗にすれば、35000円くらいの家賃は取れると思いますよー」
と、担当の方が仰ってくれましたので、そのまま見積もりを取って、その会社に工事発注しました。今思えば、相見積もりは取ってないし、自分でできる範囲で工事費浮かそうとも考えてないし、色々甘々な点はあるわけですが。
これまでに10冊程度読んでるわけだし、そのくらいのことはどっかに書いてあったとおもうんですけどねー(笑)
工事金額は(記憶によれば)109万円でした。工事金額だけに対する利回りは38.5%ですね。物件の取得費用は見込んでないので、数字ほど美味しいわけではありません。
工事の内容としては、壁紙の張り替え、畳表替え、階段への手すり取り付け、くらいだったと思います。なんせ15年前のことなので、記憶がおぼろげですが、今だったらこの金額では絶対に発注しない内容ですね。多分5~60万くらいでいけるはず。ま、当時は「何事も勉強がてらやってみよう」と思ってましたので。
なぜか見込みより高い家賃で入居者決定
で、特に深く考えないまま工事発注し、完成したのが3月くらい。
その後12月くらいまで入居者決定の連絡がなく、やきもきすることになります。
でも決まった家賃は45000円。なんで?って思いましたが、結果オーライというやつですね(利回り49.5%にアップ)。
なんだかんだで6年くらい住んでもらいまして、300万以上回収することになりました。
ってな感じで、これが僕の不動産投資1軒目(正確には、所有名義は未だに僕の母親なのですが)、祖母の家第1号です。なぜ第1号なのかは、追々書いていきます。
ちなみに、このときの不動産屋さんとは未だに仲良くしておりまして、この後大きな取引をさせてもらったこともあります。その話も追々ということで。
編集後記
昨日会社帰りにドラッグストアに寄って、脱いだ手袋を自転車のカゴに入れて、買い物袋を手袋の上に置いて、家に着いて、カバンと買い物袋を持って家に入って、今朝出発する時に自転車のカゴでヒエヒエのパリパリになっている手袋を発見してちょっとガッカリなタイマムシンです。
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