前回の記事に引き続き、レーシック体験談を書いていきます。
前回の記事↓
前回は検査までを書きましたので、今回は手術当日〜術後の経過までを書いていきます。
レーシック手術当日の流れ
手術前の準備
手術日は、安渕眼科さんの場合特定曜日の午後に設定されています(大抵の病院で同じだと思います)。
現在は、土曜日の午後に設定されているみたいですね。
病院に到着して受付を済ますと、まずは待機室に通され、点眼薬で麻酔されます。
そして麻酔が効いてくるまで、15分ほど待機となります。
フラップ作成
麻酔が効いてきたら、フラップを作成する機械のベッドに寝かされます。
で、まぶたを強制的に開く器具を付けられます。
そして、
緑色の光を見といてくださいねー
と言われて頑張って見ている間に、レーザーで角膜表面を浮かされて行きます。
事前に見ていた動画では、レーザーがあたったところが白くなっていくので、この段階で視界が白く濁るものだと思ってたんですが、実際には何も違和感がありませんでした。
(森井眼科さまサイトより)
麻酔をしているので、もちろん痛みもありません。
フラップ作成が終わったら、一旦待機室で休憩します。
意外と視界が良好なので、
これホントにフラップ出来てる?
って感じでした。
角膜を削る(エキシマレーザー照射)
角膜を削る準備ができたら、別の機械(エキシマレーザー照射用の機械)のベッドに寝かされます。
そして、先ほどと同じようにまぶたを開かれて、前段で作ってあったフラップを先生が「ペラッ」って感じでめくりました。
その瞬間、一気に視界がぼやけました。
おおー
話には聞いてたけど、ホントにぼやけるー
そして再び、
さっきと同じように、緑色の光を見といてくださいねー
ってことで、先程の機械とはちょっと違う緑の光を見つめてました。
時間は片目あたり30秒くらいだったと思います(うろ覚え)。
その間、角膜実質をエキシマレーザーが吹き飛ばして行くわけですが、例によって麻酔が効いてるので痛みは全くありません。
レーザー照射が終わったら、フラップを戻します。
特に縫合とかはなく、自然にくっつくのを待つだけでOKです。
この時点では、視界はまだ結構ぼんやりしていたと思います。
フラップ作成から角膜を削るところまで、トータル30分もかかっていなかったと思います。
フラップの密着待ち休憩
フラップが密着するまで数分かかるので、その間待機室で休憩です。
その間に、アフターケアの目薬の使い方なんかを聞いていたと思います。
サングラスを渡されて病院をあとに
15分ほど休憩&アフターケアの説明を受けて、病院での処置は完了です。
病院を出る際、なぜかサングラスを渡されました。
いえ、その当時は説明されて、納得して受け取って装着して帰ったんですが、今となっては理由をさっぱり覚えていないのですw
今調べてみたら、術後1週間程度は目を保護するために保護メガネやサングラスを着用した方が良いと出てきますので、たぶんそんな理由だったのでしょう。
ちなみに、どのタイミングで手術代を払ったのかもさっぱり覚えてないですw
電車にて帰宅
術後のぼんやりした目に多少手こずりながら(もうメガネかけれないしw)、なんとか電車に乗り込みました。
近鉄京都線は南北に伸びる線路で、北方向の京都駅に向かうのに、僕はうっかり左を向いて立ってしまって(席が空いてなかったのですよw)、途中思いっきり西日を浴びてしまいました。
サングラスはかけていたんですが、術後の弱った目ん玉に西日がかなりのダメージで、痛みで涙がボロボロこぼれてきました。
サングラスのおっさんが悲しくもないのに立ったままボロボロ泣いているという、ちょっと恥ずかしい状況でしたw
はたから見てたら、
あの人振られたのかしら
かわいそうに…
とか思われてたかも知れませんw
みなさん、レーシックのあとの電車の席は慎重に選びましょうw
彦根に到着、そして徒歩で帰宅
彦根駅に到着したら、もうすっかり夜でした。
そのあとは、先日事前に話を通していた美容院で頭を洗ってもらいました。
そして、
手術後とはいえ体は元気だし、ちょっとハロとグレアがどんな感じなのか確かめたいから、今日は歩いて帰ろう
と、いらんことを考えまして、徒歩で帰宅しました。
でもね、手術後でまだフラップが完全には定着してないわけですよ。
視界はまだボヤボヤなんですよ。
ハロやグレアって夜の街灯がわかりやすいんですけど、この状況で街灯なんか見ようもんなら視界いっぱいくらいに光が広がっちゃうんですよw
ハロやグレアの確認どころじゃありませんw
くそー
確認できるのは明日以降か…
今日はタクシーで帰ってもよかったなw
って、歩き出して5分後くらいには思ってました。
そして30分くらい歩いて帰宅して、お風呂では首から下だけ洗って就寝しました。
翌日、術後検査及び視力測定
翌日、朝起きたらいきなり視界がクリアになってました。
おおー!
話には聞いてたけどホンマにめっちゃ見えるー!
面白いので、メガネをかけると視界がぼやけて、外すとクリアになる、というのを試してみました。蜘蛛に噛まれた翌日のピーター・パーカーくんのように。
まあ実際は、メガネかけると単純に過矯正になって気持ち悪かっただけでしたがw
1回めの術後検査
手術翌日は一回目の術後検査の日になっているので、また病院行ってきました。
そこで初めて術後の視力を測るわけですが、僕の場合両目とも1.5くらい出ていました。
メガネかけてるときより視力は良いです。
人生でここまで見えてたのは小学生以来でした。
(コレを書いている2024年現在は、だいぶ近視の戻りが進んでいて、調子よくても1.0くらいまで落ちてます)
どうやら再手術は必要なさそうですね。
あとは、術後ケアをしっかりやれば大丈夫です。
って先生のお墨付きを得て帰ってきました。
このあとは、1週間後、1ヶ月後、6ヶ月後…ってな感じで定期検診となります。
術後の見え方の変化
事前に説明されていた通りなんですが、術後はやはり見え方に変化がありました。
ハロやグレアを実感した
前回の記事でちょこっと書いたハロ現象・グレア現象ですが、僕にもきっちり発生しました。
以下転載
ハロ現象
ハロ現象は、光源の周りに薄いリング状の「もや」が見える現象
- 光の周囲にぼんやりとした輪が見える
- 光がぼやけたり、にじんで見える
- 雨の日に特に起こりやすい
グレア現象
グレア現象は、光源が異常に眩しく見える現象
- 光が放射状に広がって見える
- 光源がピカッと強く光って見える
- 昼夜問わず、光源が必要以上に眩しく感じる
夜に街灯を見たときに、確かにハロ現象のドーナツ状の光の輪が見えていました。
グレア現象も、「光が放射状に広がる」という形では実感しました。
幸いどちらも不快に感じるほど強く出ることはなく、しばらくしたら気にもならなくなりました。
手術の後普通に夜間の運転もしていたと思います。
コントラストの変化がわかりにくくなった
コレも事前にわかっていたことですが、コントラストの感度はやはり若干低下します。
実感したのは、紙を二つ折りにしようとしたときです。
紙を二等分するとき、手前に来る方の紙と奥になる方の紙では、同じ色でも距離が違うので若干色味が変わって見えて、それを頼りに端っこを合わせていました。
術前はその境目がくっきり見えていたので、正確に2等分することが簡単にできていたんですが、術後は境目がよく見えなくなって、正確に折るのに若干苦労するようになってしまいました。
まあこの辺は、工夫次第でなんとでもなるので、慣れてしまえば特に問題ないです。現在は以前とほぼ遜色ない2等分ができるようになりました。
細かい物が見えづらくなった
近視の人はそもそも細かいのもを見るのが得意なので、近視でなくなっちゃうと細かいものを見る力は落ちます。
僕はよく爪の横に小爪が出てくる体質で、1週間に一回くらいの頻度で爪切りで切っているのですが、術前は根本から切り落とせていたのに、0.2mmほど残さないといけなくなってしまいました。
よく見えなくなっているので、根本まで爪切りを食い込ませるのが怖いんですw
あとは、鼻の角栓が見づらくなったり、目に入ったまつ毛を取り出すのに苦労したり、細かいところで色々変化がありました。
ドライアイについて
コレは見え方とは直接関係ありませんが、僕の場合ドライアイは特に気になりませんでした。
元々若干ドライアイ気味だったので、変化に気づかなかっただけかも知れませんw
術後15年以上経過した現在の状態
受けたのが多分2007年のことなので、それから17年経過していることになります。
近視の戻り
近視の戻りは結構出てきてまして、現在の視力は調子良いときで1.0くらい、調子悪いと0.6くらいまで落ちます。
免許の更新の時は体調整えないといけなくなってしまいましたw
日常生活では、ちょっと離れたPCの画面とかはもう見えづらいです。
僕は一般人の中では割とPCの扱いが得意で、会社で操作方法とか聞かれて説明することがあるんですが、本人の後ろから画面を覗き込んでも画面が見えないので、本人の横に座って説明するようになってしまいました。
老眼の症状が出てきた
上にも書きましたが、近視の人は近くを見る力が優れているので、老眼になってもあまり目立たないようです。
レーシックはそのメリットをなくしてしまうわけでもあるので、現在普通に老眼の症状が出てきています。
データ印の日付を合わせるのに苦労するようになっています。
会社員の人ならわかると思いますが、年配の社員がデータ印の日付を合わせたあと、試し打ちをするのを見かけることがあると思います。
以前はそれを見て、
あの人なにやってんだろ?
あ、そうか、老眼だから直接確認しづらいのか。
って思ってたもんですが、今は僕自身が試し打ちをしていて、そう思われる立場になってしまいましたw
あとは、ゲームコントローラーの修理なんかの細かい作業は、ルーペが必須になっています。
まだ本を目から離して読むほどではないんですが、多分時間の問題でしょうw
全体感
それでも、全体としては結果に満足しています。
この17年間、メガネもコンタクトも無しで、煩わしさなく快適に過ごしております。
朝起きてメガネを探さなくてもクリアに見える、お風呂でもハッキリと見える、マスクするときにメガネの曇りを気にしなくていいというのは、やはり幸せですね。
あとは、メガネ代もコンタクト代もかからないので、家計も幸せです。
ICLについて
僕が手術を受けた当時は、視力矯正といえばレーシック全盛の時代でした。
でも、今受けるならおそらくICLを選ぶと思います。
レーシックやPRKが
「角膜を削ってレンズにする」
のに対し、ICLは
「目の中にレンズを入れる」
というものです。
レーシックは一度削ってしまった角膜を元に戻すことはできませんが、ICLならレンズを取り出せば元の状態に戻せます(厳密に言えば、レンズを挿入したときの穴は残りますが)。
値段はレーシックの数倍しますが、術後の自由度は遥かに高いです。
あと見え方も、レーシックよりICLの方が良いという話です。
編集後記
11月2日の土曜日、越前市の空き物件の修繕作業に行ってきました。
トイレ水漏れ修理
トイレの水を流した際、タンクと便器の間から水が漏れてくるので、タンクを取り外してパッキン交換してもらいました。
こちらは当方に専門知識がないので、業者さん頼りです。
タンクが通常より巨大なので、業者さん二人がかりで取り外ししてました。
取り外したタンク。
黒い輪っかがゴムパッキンです。
新品パッキン取り付け後。
一部始終を見てたので、タンク取り外しは次回以降自力でできるかも知れません。
玄関錠交換
玄関錠について、別に錠前が動かないというわけでもなかったのですが、鍵(差し込む方)を前入居者さんが紛失しているようでしたので、錠前と鍵と一式で交換しました。
こちらは何度もやってる作業なのでDIYです。
何度もやってる作業なのですぐ終わると油断してたんですが、付けてみたら前の扉と後ろの扉の鍵の位置が合わなくて、よく見てみたら前の扉が斜めになってたので、戸車の高さ調整で水平にして、前後の鍵の位置を合わせる…という、結構ブログのネタになりそうな作業になっちゃいました。
ただ、作業に夢中になるあまり全然写真を撮ってなかったので、残念ながら編集後記行きですw
それではまた。